2017年から開始したこの訴訟問題。
白猫プロジェクトの存続に関わる一大事。
ついにその問題が終結しました。
ことの経緯
始まり
遡ること5年前。
2016年9月に任天堂から、
タッチパネルで操作する特許技術5件が、
指摘されたのがことの始まり。
コロプラこれを突っぱねる!
うちの独自技術ですからぁ!
特許侵害してないですからぁ!
みたいな感じで話は平行線にもつれ込み、
任天堂が2017年12月22日付けで、
コロプラを特許侵害で提訴する。
任天堂側が出してきた要望は、
「白猫プロジェクト」の差し止め、
及び44億円の損害賠償、遅延損害金。
話題になったので覚えてる人も多いかもしれない。
裁判の進捗
その後コロプラ側は裁判所に証拠を出すものの、
裁判所からは良い返事を貰えず、
内容から見てもどうみてもコロプラ側が悪いので、
コロプラがじわじわと追い込まれていく。
(世間の評価もコロプラ負けるの一色だった。)
任天堂の法務部は非常に強いことで有名で、
任天堂には喧嘩を売ってはいけないと、
世間に広く知らしめている。
最初の増額
みんなが忘れかけていた、
ここ最近に訴訟が大きく動き出し、
2020年12月21日付けで49億5000万+損害遅延金の、
増額がされるというニュースが飛び込む。
二度目の増額
さらに今年2021年4月13日付けで、
さらなる倍プッシュがきて、
96億9900万円+損害遅延金に増額。
訴訟終了
そして今日2021年8月04日に、
訴訟が和解となったことを公表し、
白猫プロジェクトは存続決定。
和解金ならびライセンス使用料として、
33億円を計上するに至った。
そしてそれをIRに盛り込み、
決算説明会資料にも載せている。
わかりやすい遍歴
任天堂「それ特許侵害なんでやめて。」
コロプラ「いやこれうちの技術やねん!」
任天堂「認めないなら訴えるよ?」
コロプラ「受けて立ってやるわ!」
↓
コロプラ「これうちの技術ですぅ!」
裁判所「いや明らかに違うでしょ。認められん。」
↓
任天堂「早くしてくれないから増額な!」
コロプラ「・・・」
↓
任天堂「まだなの?じゃあもっと増額ね?」
コロプラ「・・・すんませんでした!そんな払えません!
ごめんなさい!存続も許してくださいぃ!」
任天堂「しゃあねぇなぁ・・・じゃあこれだけ払ってね。」
コロプラ「ありがとうございますぅ!」
コロプラ「・・・やった大幅減額!白猫存続!Vやねん!」
相当誇張して書きましたがおおむねこんな感じです。
こんなところですね。
まず今回の事件でわかったことは。
間違いなら早めに認めること!
ほんとこのことに尽きると思います。
最初に特許侵害を認めていれば、
こんな大金を払わなくて済んだでしょう。
コロプラはやってやったぜ!みたいに書いてますが、
普通に会社や株主から見たら損失です。
昔自分もコロプラの株を持っていたのですが、
訴訟のニュースが出た翌日に速攻売りました。
マジふざけんなよ!とキレた覚えがあります。
この件でヤキモキした白猫ユーザーもほんと可哀想。
あとは任天堂に喧嘩を売ってはダメ!
マジで勝てないからあそこ・・・
皆さんも間違いがあったなら、
速めに認めてごめんなさいしましょうね。
傷は浅いうちに塞ぎましょう。
ではでは~